React Nativeを中心にした個人開発について

1/18(木)に個人開発エンジニア集まれ!~個人開発LT会~ #3(オンラインイベント)でLTをしました。そこで発表した内容を簡潔にまとめました。

こちらのイベントは今後も毎月行われ、また登壇者も募集しているようですので、興味がある方はぜひ次回以降参加してみてください!

以下は発表内容のが資料と、話した内容を簡単にまとめたものです。

自己紹介

プログラミングの世界に足を踏み入れてから11年。最初の3年間はNTTのグループ会社でシステムエンジニアとして働き、その後はフリーランスとして様々なスタートアップ企業と協力してきました。React Nativeとの出会いは約5年前。これまで個人開発で4つのアプリ、クライアント用に5つのアプリをリリースしました。

React Nativeは2015年に登場したフレームワークで、この技術を毎日使い続けているエンジニアはまだ少ないのではないかと思います。

React Nativeとは

React Nativeは、Facebookによって開発されたモバイルアプリ開発のフレームワークです。JavaScriptを使い、iOSとAndroidの両プラットフォームで動作するアプリが作れます。これは、個人開発者やスタートアップにとって非常に魅力的な選択肢です。

個人開発者にとってのReact Native

個人でアプリを作成し、それで生計を立てるのは非常に困難です。多くの開発者が受託業務を行いながら、個人開発を進めています。React Nativeはこうした環境において大きなメリットを提供します。

メリット1: スタートアップが多く採用しているReact Nativeは、新しいことを学ぶ絶好の機会を提供します。

私は実際、広告の出し方、問い合わせ対応、リリース初期からの実際のユーザ数の伸び方、速度感を持ってリリースする方法など、数え切れないことを学びました。私は最初の3年間、サラリーマンとして、大きめなプロジェクトに所属していたのでわかるのですが、スタートアップの方が10倍ほど成長できると思います。

メリット2: React Nativeの求人はまだ少ないですが、関連するReactのスキルを身につければ、幅広いプロジェクトに参加できます。

React Nativeが使えればReactはスムーズに使えるようになります。私は初日である程度動かすことができるようになり、2ヶ月ほどでReactNativeの半分くらいの技術を身につけることができました。

メリット3: 最大の利点は、AndroidとiOSの両プラットフォームに対応している点です。個人開発者にとって時間とリソースは貴重なので、これは大きなアドバンテージです。実際、95%以上の箇所を共通化できます。

React Nativeのデメリット

しかし、React Nativeにはいくつかの欠点もあります。例えば、グラフィックスが重要なゲーム開発には適していません。また、React Nativeのコミュニティは成長中ですが、ネイティブ開発ほど大きくはありません。

私の日常

個人開発は時間的な面で大きな負担があります。平日は朝から晩までスケジュールが詰まっており、私は個人開発には毎日最低6時間を割いています。

収益について

私のアプリ「LangJournal」は2023年4月にリリースされ、広告収入とプレミアム会員収入がありますが、まだ大きな収益には至っていません。しかし、少数でも継続的に利用するユーザーがいることは大きな意義があります。

アプリ開発の3つの原則

  1. データのチェック: ユーザーの継続率やプレミアム会員への移行率に注目します。また、全機能にログをつけ人気機能を把握します。
  2. 自分のアプリを毎日使う: 個人開発者は自身のアプリの最初のデバッガーであり、アイディアソースであり、最大のファンです。毎日アプリを使うことで、その品質と魅力を保ちます。自分が毎日使いたいと思うアプリでなければ、他の人にも響かないでしょう。
  3. 週に40時間の開発時間を確保する:
  4. 一定の品質を確保し、収益化を目指すためには、週に40時間の時間を確保することが不可欠です。これは、かなりの覚悟が必要です。

他にも多くの重要な点はありますが、今日はここまでにします。個人開発は容易ではありませんが、これらの原則を守ることで、成功への道が開けると信じています。

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